Keep Coaching ~パパコーチによる子育て日記~

こんにちは、2歳の子どもを持つパパコーチである草苅です^_^子育て(家庭教育)をより楽しいものにしていくための視点を共有していくブログになります!一緒に子育て(家庭教育)の楽しさや意義を見出していきましょう!!

【子育てをより良いものに変化させるホームエデュケーション・スキル】カラーバス効果

 

子育てをより良いものに変えるホームエデュケーション・スキル「カラーバス効果」
 
 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!

今回は「カラーバス効果」というものを、「家庭教育・子育て」の中でどのように活用していくことができるのか考えていきます。

 

最後までお読みいただくことで、今まで以上に「気づきたいことに気づけるようになる」と思いますので、是非ご一読いただけたらと思います。

 

カラーバス効果とは?


「 意識していることに関係する情報が入ってきやすい 」という心理学用語

 

 

例えば……

 

 

「あれ?やけにベビーカー率が上がったな…。」

  

家族に子どもが生まれたとき、今まで目にも入ってこなかった「ベビーカー」や「抱っこ紐」が視界に飛び込んでくることに驚いたご経験はありませんか?

 

 

これがまさに「カラーバス効果」です。

 

「子育て」への意識が高まったことで、「子育て」に関する情報が非常に入りやすい状態に自分自身が変化したということです。

 

 

そう考えると、逆のことも言うことができます。

 

  

「 意識していないことに関する情報は入ってきづらい 」

 

必要であったり、自分が欲しいと思う情報のことを日頃から意識していないと、その情報をキャッチすることが非常に難しいということです。

 

 

さて、あなたは子どもの「どのような情報を獲得したい」と意識して子どもと時間を過ごされていますか?

 

家庭内で陥りがちな子どもに対する「カラーバス効果」


結論から言うと、それは「 改善点を指摘しないと! 」という意識です。

 

今よりも「もっと成長してもらいたい」という愛情や熱心さが、この「改善点」に意識を向ける原動力になっています。

もちろん、この視点はとても重要で必要なことです。

 

ただ、この視点・意識が強すぎてしまうと、本当に不思議なことに子どもの「改善点」ばかりに目が向くようになります。

そして、子どもの「頑張り」や「成長・変化」に目が向かないことに繋がっていきます。

 

 

「昨日言ったばっかりなのに、なんでまた……。」

 

 

このようなストレスを感じやすいと実感されている方は、まさにこの「カラーバス効果」にドハマりしてしまっている状態に違いありません。

 

 

改めてお伺いします。

 

 

あなたは子どもの「どのような情報を獲得したい」とお考えですか?

 

まとめ


今回ご紹介した「カラーバス効果」の厄介なところは、自分では気づかぬうちに上記のような目の向け方に陥っていくという点です。

 

だからこそ、より「意識的に」自分は子どもの「何を見ようとしているのか」を考え、向き合っていくことが大切です。

 

子どもはできないこと、すぐに改善できないことが多いです。

しかし、本当に些細で小さなことかも知れませんが、新たに「できた」ことも日々多く存在しています。

 

そこに気づき、成長実感を子どもと共有することができるかどうかは、今回お話した「カラーバス効果」がかなり大きな影響を及ぼしているに違いありません。

 

 

子どものどのような部分に興味を持つのか。

 

 

子どもと一緒に幸せを感じられるように、カラーバス効果を使いこなしていきたいものですね^_^

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【子育てをより良いものに変化させるホームエデュケーション・スキル】パラダイムチェンジ

 

子育てをより良いものに変えるホームエデュケーション・スキル「パラダイムチェンジ」
 
 

パラダイムチェンジ ]

ヒトモノコトなどに対する見方や考え方を変えてみる、というホームエデュケーション・スキルの一つ

 

 

見方や考え方を変えるだけで、それ以外を変えていないのに結果も変わっていくということは、この世の中に溢れています。

 

家庭教育(子育て)をしている中で、「ちょっと見方を変えただけで一気に気が楽になった」などのご経験はありませんでしょうか?

今回のブログではいくつかの例を通して、パラダイムチェンジの大切さについて改めて確認していきます。

 

エピソード(1)ニューヨークで明太子を流行らせた博多料理店


スパイシーキャビア、博多明太子
 

まずは、とある博多料理店が明太子をニューヨークで流行らせたエピソードを紹介します。

 

 

この博多料理店ははじめ、「タラの卵」というネーミングでメニューに載せていました。

しかしアメリカの方に、生の魚の卵を食べるということを受け入れられることは極めて難しいことでした。

 

 

「明太子はアメリカでは好まれることはないのか…。」

 

 

このような気持ちに襲われても仕方がない状況だったと思いますが、「ネーミングを変える」というアプローチをすることにしました。

 

その名も「ハカタ スパイシーキャビア」!!!

 

あくまでも「明太子に問題はなく、売り方に問題がある」というパラダイムチェンジが起こったのです。

 

 

 

すると、フランス料理へのリスペクトが強めと言われるアメリカの方々に、このネーミングがドハマりしたのです!

 

まさに、「見方・視点」を変えることで結果を変えたという好例です。 

 

エピソード(2)ウェイトリフティング日本代表選手


ウェイトリフティング・ジャーク・スナッチ
 

昨年、とあるイベントのMCを担当させていただいた際、ウェイトリフティング日本代表選手にインタビューさせていただく機会がありました。

 

  • なぜウェイトリフティングを始めることになったのか?
  • 今の今まで比較的順調に来ることができたのか?
  • 今何を目指しているのか? などなど

 

様々な質問を投げかけさせていただき、大変真摯にお応えいただきました。

 

 

そこで伺ったお話の一つが、まさに「考え方を変えるだけで結果が変わった」という好例だったのでご紹介します。

 

 

こちらの選手は2019年に初めて、世界大会で金メダルを獲得することができました。

 

ここまで日本の大会では何度も何度も日本一に輝き、何度も何度も世界大会に出場した経験がありながら、世界大会で金メダルを獲得することが全くもってできない。

 

「なぜなんだ……?」

 

自問自答を繰り返し続けたそうです。

 

でも、ようやく世界大会で金メダルを獲得することができた。

 

 

そこで私はとても気になりました。

 

それだけ難しかった一つの壁を「どのようなきっかけや努力で乗り越えることに繋がったと本人は認識しているのだろう?」と。

 

 

本人はこのように語ってくれました。

 

 

「練習の内容を変えたわけではありません。ただ、本気で世界一になりたいと思うことができたということが大きいと思います。今までも世界一を目指していたことに変わりはないのですが、何となく、このまま努力していたらなれるだろう、ぐらいの気持ちでした。でも、勝てない期間が続いて、どうしても世界一になりたいという気持ちが初めて内から湧いて出てきて。その結果、日常の些細な行動の意識レベルが高まっていって、そういった積み重ねが世界一に繋がったのだと思っています。なので恐らく、目標に対する自分の考え方が変化しただけなんだと思っています。」

 

 

目標というものへの「見方・考え方」が変わったことで、結果が変わったという、とても貴重なお話でした。

 

エピソード(3)子どもの夜泣き


夜泣き・赤ちゃん・パラダイムチェンジ
 

赤ちゃんが0歳や1歳のときに多くの保護者が直面する「寝不足」。

夜中にも関わらず数時間おきに泣いて起き、授乳&ミルクを求める。

 

想像以上に、大変なものですよね。想像以上に。

 

でも、ママは必死になって頑張ります。

どんなに疲れていても、愛しい我が子を抱え、毎回対応していきます。

 

本当にすごいことです。

 

 

一方で、「ただただ辛い…」「早く抜け出したい…」などの願望が日に日に高まり、最終的には「忍耐の道」へ突入するのかなと思っています。

 

 

そんなとき私は、とある話を耳にしました。

 

 

「赤ちゃんがママのお腹の中にいるとき、なるべくママが寝てから動くようにしているらしい。なぜなら、昼間に動いてしまうとママに負担をかけちゃうから。その夜中に動く習性というのが、産まれてきてからもなかなか変えられないようで、赤ちゃんっていうのは夜中に起きてしまうみたいよ。」

 

 

なんと。

ママのことを気遣うがために夜中に起きちゃうのか、この子は…。

 

 

今まで「ただただ辛い…」と感じていた夜中…。

 

このエピソードを聞いてからは、もはや「ありがとう」に変わっていく。

 

 

「考え方が変わることで一気に気が楽になった」という私の体験でした。

 

まとめ


いかがだったでしょうか。

今の子育てや家庭教育の中で「見方や考え方を変えてみよう」と思えるものは何か見つかりましたでしょうか?

 

もし何か見つかっていれば、是非それを試してみましょう!

 

そして、その「見方・考え方」の変化は、子どもにとって、そして保護者さま自身にとってポジティブなものだったかどうか判断して、その上で継続的に続けていくのか、また改めて変化させていくのか等を考えていきましょう。

 

家庭教育は、「我が子にとっては、どのような関わりが一番成長を後押しすることになるのか」を探し続ける旅みたいなものです。

実践を繰り返しながら、お互いのハッピーに繋がっていけたら最高ですね。

 

 

最後までお読みいただき、心から感謝いたします。

ありがとうございました。

【子育てをより良いものに変えるホームエデュケーション・スキル】子どもが興味を持った「そのとき」を逃さない

 

コーチング型教育「興味を持ったそのときを見逃さない」ホームエデュケーション・スキル
 
 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!

この度もブログをお読みいただき、誠にありがとうございます!

 

今回は、『 子どもの学びを手助けしていくために気をつけたいポイント 』について記していきます。

是非できるところから意識していくことで、引き続き、子どもの成長を手助けしていきましょう!!

 

子どものインプットを手助けするために大切なこと


早速結論になりますが、子どものインプットを手助けするために大切なことは、『 子どもが興味を持った「そのとき」を逃すことなく、思いっきり付き合うこと 』になります!

 

 

一つの例として、私が子どもと街中を歩いているときに心掛けていることをご紹介します。

 

 

まず、我が家では英語に触れる機会を多く設けています。

 

現在2歳3ヶ月ほどになりますが、最近ではアルファベットを認識してきているようで、街中を歩いていると突然、「ダブリューーーー!!」などと叫ぶことが起き始めました。

 

私では「気にもならない」ような看板も、子どもからすれば最近知ったアルファベットで溢れ、とても魅力的なものに映っているようです。

 

 

さて、ここでどのような関わりを選択するのか、私はとても重要なポイントになると考えています。

 

 

Choice 1

「おーダブリューわかるんだ!すごいねー!」

と承認しながら、特に立ち止まることなく通過する。

 

 

Choice 2

「おーダブリューわかるんだ!すごいねー!じゃぁこれは??」

と承認しながら立ち止まり、それ以外のアルファベットに目を向けてみる。

 

 

 

大好きなキャラクターの英語教育テキストよりも、特に「気にもならない」看板の方が、子どもが興味を持った「そのとき」なのであれば子どものアウトプットとインプットを良質のものにすることができると感じます。

 

街中にあるアルファベットを見つけて口に出す遊びを意識してから、口に出せるアルファベットが増えていきました。

興味を持っている「そのとき」の吸収力は、大人が想像しているよりも感度が高いということです。

 

子どものために自分を整える


とはいえ、こんな切実な嘆きが聞こえてきます。

 

「子どものアンテナは物凄く高い感度で立っているため、いちいち立ち止まっていては日が暮れてしまうでしょ?」

 

 

とても同意しますw

 

 

しかし、そこは戦いです!

 

 

『 子どもが興味を持った「そのとき」を逃さないこと以外、全てが小事。 』

 

その難しさを理解した上で、この心持ちを推奨したいと思います。

 

 

 

だからこそ、実は最も大切で重要な事は、保護者の「心のゆとり」「時間のゆとり」を確保することに集中することこそが、子どものインプットを手助けするために「自分自身でできる」超重要なことなんだと、私は考えています。

 

 

 

子どもの成長を後押ししていくために大切なこと。

それは、「 保護者自身が心を整えること 」と言えるなと、常々痛感します。

 

 

子育ては自分育てから。

まさにその通りだな、なんて思います。

 

 

是非、できることから一つずつ、子どもの成長を手助けしていくために自分自身を変化させていきましょう!!

【子育てをより良いものに変えるホームエデュケーション・スキル】親しき中に「こそ」礼儀あり

コーチング型教育「ホームエデュケーションスキル」親しき中にこそ礼儀あり

 
 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です。

この度もブログをお読みいただき、ありがとうございます!

 

さて、今回は家庭教育(子育て)の中で大切にしていきたい「ホームエデュケーション・スキル」の一つ、『 親しき中に「こそ」礼儀あり をご紹介いたします。

 

是非最後までお読みください!

 

親しき中にも礼儀あり


これは誰しもが耳にしたことのある「ことわざ」なのではないかと思います。

 

今回のブログでは、この「ことわざ」を見つめていきたいと考えているので、改めて意味を確認していきたいと思います。

 

 

『 どんなに親しい間柄であっても、礼儀を忘れてはいけない。 』

 

 

この意味やニュアンスについても、多くの人が理解しているのではないでしょうか。

 

ただ、この「ことわざ」を「実践」することは、極めて難しい。

だからこそ、これほどまでに認知が広がっていると言えるのだと思います。

 

ところで、「親しき中にも礼儀あり」という「ことわざ」の語源を、皆さんはご存知でしょうか?

 

[語源]親しき中にも礼儀あり


色々と諸説はありますが、中国の「論語」にある一節が有力だと言われています。

 

 

[巻之一学而第一より引用]

有子曰く、禮(礼)の用は和を貴しと為す。先王(せんのう)の道も、斯(これ)を美(よし)と為す。

小大之に由(よ)るも、行はれざる所あり。和を知りて和して禮を以て之を節せざれば、亦(また)行はるべからざるなり。

 

 

[意味]

「礼」は「和」を生み出すもの。先代の王たちも、「礼」が生み出す「和」を大切にしてきた。

些細なことも重要なことも、例外はない。たとえ「和」があったとしても、そこに「礼」が欠ければ、それはもはや「和」ではない。

 

親しき中に「こそ」礼儀あり


より良い人間関係があるからこそ、学びは促進され、成果や成長が期待できるに違いありません。

 

しかし、「友人・恋人・夫婦・家族・親子・上司と部下・先生と生徒」など、日頃から接する機会や量が多ければ多いほど「礼儀」を保つことは難しい。

親しみの中から「甘え」を生み出し、些細な「礼儀」を欠いてしまうという「弱さ」を誰しもが持っていると私は感じています。

 

 

だからこそ、『 親しき中にも礼儀あり 』どころか、『 親しき中に「こそ」礼儀あり 』という心持ちが重要になると、私は考えています。

 

 

 

例えば、夫婦関係で考えてみましょう。

 

『 お互いのことは理解できているし、私たちは「阿吽」の関係だ。 』

 

とても幸せなことだと思います。

ただ、安心感を持っている関係であればあるほど、『親しき中に「こそ」礼儀あり』の心持ちが重要になってきます。

 

なぜなら、「 当たり前のことが当たり前になりやすい 」関係だからです。

 

 

  • 食後に食器をさげてくれた ……当たり前でしょうか?
  • 洗濯物を取り込んでたたんでくれた ……当たり前でしょうか?
  • くだらない話題で笑い合えた ……当たり前でしょうか?

 

 

日常にある「当たり前」は、決して「当たり前」ではなく、お互いのさりげない「 気遣い・心遣い 」でより良いものを生み出しているのだと、私は確信しています。

 

 

「当たり前のことが当たり前ではない」と考えることで、「当たり前」なことに感謝の気持ちを抱けるようになります。

そして、些細な「気遣い・心遣い」を「返したい」という気持ちが育まれていきます。

 

その積み重ねがあって初めて、「論語」でいう「和」が形成されていくのです。

 

身近な人に対する「気遣い・心遣い」を欠いて、「和」を成すこと、「良い人間関係」を成すことは、不可能です。

 

最後に…


家庭や職場、学校等、様々な集団が存在している中で、成長や成果を望むとき、必ず「和」の重要性が高まっていきます。

 

「親しき中にも礼儀あり」の語源から学び取れるように、「和」を生み出すためには「礼儀」が欠かせません。

 

つまり、『親しき中に「こそ」礼儀あり』という心持ちを常に意識することで、当たり前のことに感謝の気持ちを抱き、些細な「気遣い・心遣い」を大切にし、その結果、「和」ともいえる「より良い人間関係」を構築していくことに繋がっていくのです。 

 

 

まずは、あなたから!

 

パートナーやお子さまに対して『 親しき中に「こそ」礼儀あり 』という心持ちを表現していただき、より身近な人間関係の中に「和」を生み出していってもらえたらと願っています。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【子育てをより良いものに変えるホームエデュケーション・スキル】外面は内面の一番外側

 
 
 
 
 
 
コーチング型教育「外面は内面の一番外側」
 
 
 
 
 
 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です。

 

最近、『 外面は内面の一番外側 』という表現と出会いました。

私の中にスッと入ってきたと同時に、奥深さを感じさせられるものでした。

 

 

今回はこの表現から、家庭教育(子育て)について考えていきたいと思います。

 
 
 
 
 

 
 

目次

 
 
  • 「外面は内面の一番外側」とは?
  • 革命家チェ・ゲバラ氏の言葉
  • 習慣が引き継がれる
 
 
 

 
 
 
 

「外面は内面の一番外側」とは?

 
 

決して難しい表現ではないと思いますが、改めて整理すると以下のようなニュアンスを汲み取ることができると感じます。

 

  • 人の見た目というのは、結局は人の内面の表れと言える
  • 内面を磨くことで、見た目を磨くことに繋がる
  • 内面を磨くことを怠る中でいくら見た目を磨いても、人として魅力を感じることはない
  • 見た目から魅力を感じるということは、内面が魅力的であると言える
  • 内面は決して誤魔化すことはできない

 

 もちろん、外面を磨くことを否定しているわけではありません。

内面を磨くことの重要性・価値を示唆してくれている表現であると、私は感じています。

 

 
 

 

 

 

革命家チェ・ゲバラ氏の言葉

 
 
  • 人は毎日髪を整える。どうして心を整えないのだろうか?
  • 真の革命家は、表面ではなく内面に美を添えるのだ。

 

 
 
 
 

習慣が引き継がれる

 
 
 
 

皆さんはお子さまにどのような大人になってもらったら嬉しいとお考えでしょうか?

もちろん、保護者の思った通りになんてなりませんし、なることが良いことだとは思えません。

 

ただ、私の中で、「できる人」であると共に「できた人」であって欲しいと願っている部分があります。

 

  • 見た目は良いのに、なんか人としては魅力を感じない。
  • 特別見た目が良いわけではないのに、なんか人としてとても魅力を感じる。

 

このような感覚を覚えたことって、誰しもにあるのではないでしょうか?

 

 

まさにこの境界線にこそ、今回ご紹介している「外面は内面の一番外側」という表現が当てはまるのではないでしょうか。

 

 

では、どうすれば子どもが「内面」を磨き続け、それが外面に醸し出されるような人間性を獲得していけるのでしょうか?

 

 

私は、保護者の習慣、いわゆる「日々の中で内面を磨くという習慣」が子どもにも引き継がれていくと考えています。

 

 

チェ・ゲバラ氏の言葉を借りれば……

 

  • あなたは毎日、どのようにして心を整えていますか?
  • あなたは自分自身の内面に美しさを添えるため、具体的にどのような工夫をしていますか?

 

このような問いに応えられる視点と行動をコツコツ継続させていくことで、子どもが内面を磨く習慣を身につける入口に立てるようになるに違いありません。

 

 

もちろん保護者も、子ども同様一人の人間に過ぎません。

完璧である必要は全くありません。

 

しかし、だからこそ日々「自分自身を磨く積み重ね」を大人になってもし続けることの価値を共有していくことは大切になります。

 

 

子どもの成長に向かって、今の自分でもできること。

まだ、あるのかも知れませんね^_^

 

 

ちなみに最近の私は、数分のマインドフルネスと、就寝前のストレッチを毎日欠かさずに継続させることで、心を整えようと意識的に取り組んでいます。

引き続き、頑張っていきます!!

【コーチング型教育】子どもの成長を妨げないホームエデュケーション・スキルとは?

 
 
1歳~2歳の子どもを持つ保護者向け「子どもの成長を妨げない2つのホームエデュケーション・スキル」
 
 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です。

 

私は子どもの出産を機に、主夫としての道を歩み始めました。

教育について考え続けてきた身として、「子育て」こそが「教育の原点」であると感じ、深く向き合っていきたいと考えたためでした。

 

そんな子育ての経験を通して、感じたこと、感じていることは多岐に渡ります。

今回はその中から、とあるホームエデュケーション・スキルをご紹介いたします。

 

目次

  • 能力を「高める」のではなく「高まる妨げをしない」という考え方
  • 1歳~2歳の子どもに対して心掛けたい2つのホームエデュケーション・スキル

 

能力を「高める」のではなく「高まる妨げをしない」という考え方

子育てを通して、自分自身の教育観へ大きく影響を与えたものがあります。

 

それが『能力を「高める」のではなく、能力が「高まる妨げをしない」』という一つの考え方です。

 

 

今まではどちらかと言うと「能力を高める」というニュアンスの関わり方を通して、子どもの成長をサポートしていくことが大切だと信じていました。

もちろん、今でもこの考え方は重要だと思っています。

 

ただ、この年代の子どもは特に、一日一日で大きく変化するほどの成長速度を感じさせられます。

こちらから「能力を高めよう」なんて思わなくても、子ども自ら「能力を高めていく」人間の凄みみたいなものを感じます。

5歳までに人間の脳の80%が構築されると言われていることからも納得がいきます。

 

だからこそ、『能力を「高める」のではなく、能力が「高まる妨げをしない」』という考え方が、子どもの成長にとって極めて重要になってくるのではないかと感じ始めました。

 

 

そして、『子ども自身が本能に従い、日々一生懸命成長しようとしている。とても頼もしいことだ。保護者として邪魔だけはしないように気をつけよう。』と考えるようになりました。

 

 

では私が、子どもの能力が「高まる妨げをしない」ように具体的に心掛けていることは何なのかを見ていきましょう。

 

1歳~2歳の子どもに対して心掛けたい2つのホームエデュケーション・スキル

まずは結論をお伝えします。

 

  • フローの邪魔をしない
  • 安心感を求めるサインを見落とさない

 

私はこの2つのポイントを特に意識して、子どもの能力が「高まる妨げをしない」ように子どもと関わってきました。

 

 

1歳~2歳の子どもは日々できることが増えていくことで、一人で遊ぶ時間が増えていきます。

例えば、「積み木をいじる」「絵本をいじる」「おもちゃをいじる」などです。

 

 

このとき、「おっ!今がチャンス!家事やら仕事やら、今できることを済ませちゃおう!」と内心思ったりしませんか(笑)?

少なくとも私はそう思っていましたし、思っています。

 

ただし、上記の2つのポイントへの意識だけは途切れることがないように…ですが。

それぞれのポイントを少し詳しくみていきましょう。

 

 

  • フローの邪魔をしない

まず「フロー」というのは、子どもが何かに「集中・没頭」している「状態」のことを指します。

 

好きなオモチャや、もの新しいオモチャと戯れているときは特に、このフロー状態になりやすいと感じます。

子どもの様子を振り返ってみると、このような何かに「集中・没頭」している様子はすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。

 

さて、ここでのポイントは「フローの邪魔をしない」でした。

 

なぜなら、子どもが何かに「集中・没頭」している、まさに「フロー」のときにこそ、子どもの「集中力」が育まれていると言われているためです。

 

「なるべく関わってあげたい」「声をかけてあげたい」「その方が子どもにとって良いのでは?」などの考え方も正しいと思いますが、子どもが「フロー」のときだけはどんなに話しかけたいことがあったとしても、そっとしておくことが子どもの「集中力」という「能力が高まる妨げにならない」のです。

 

なので我が家では嫁と、『あ、今フローだね。』や『ちょ、今フローっぽいからやめとこ。』などの会話がよく発生していました。

 

この点に意識を向けるだけでも、子どもの「能力が高まる妨げをしない」ことに繋がっていくので、是非オススメしたいホームエデュケーション・スキルになります。

 

 

  • 安心感を求めるサインを見逃さない

子どもが一人で遊び始めたとき、「お、フローかな?」と感じ、そっとしておくことが大切だという話をしました。

しかし、その上でもう一つ、意識を切らさないでおきたいポイントが「安心感を求めるサインを見逃さない」というものになります。

 

子どもが何かに「集中・没頭」していると感じつつ、さりげなく観察を続けていると、子どもが「集中・没頭」している中でたまーに「チラッ」っとこちらを確認してくるのです。

 

 

「あれ?一人じゃないよね?見てもらえているよね?」と。

 

これがいわゆる、「安心感を求めるサイン」になります。

 

 

そこで「ニコっ」っとアイコンタクトを通して、「そばにいるから安心して遊んでね」というメッセージを届けられるかどうかが重要です。

この安心感を積み重ねていくことで、より集中して何かに取り組める土台が築かれていきます。

 

逆を言えば、「安心感を求めるサイン」に気づくことがなかった場合、子どもは「安心」を確認するために、取り組んでいたことの手を止め、保護者のところに駆け寄ってくることでしょう。

少し言い過ぎな表現にはなりますが、これは「集中力が高まる妨げになりかねない」ということです。

 

 

もし可能であれば、子どもが何かに「集中・没頭」している「フロー」のときでも、子どもにチラ見されたらアイコンタクトを返す準備を怠ることなく、自分がやりたいことをやる有効な時間にしていきたいと考えています。

 

これが2つめのホームエデュケーション・スキルとなります。

 

 

 

どちらのホームエデュケーション・スキルも、保護者に様々なゆとりが必要不可欠になってくると思います。

なのでまずは、「ゆとり」を生み出す工夫から始めてみても良いかも知れませんね^_^

 

 

「感覚」に「戦略」を加えた家庭教育の実践を。

【OODAループ】子どもの主体性を育むために必要なホームエデュケーション・スキル

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOLの草苅です。

 

今回のブログでは、子どもの主体性を育むために必要なホームエデュケーション・スキルとして「OODAループ」をご紹介したいと思います。

是非、ご自身の家庭教育(子育て)に置き換えながら、最後までお読みいただけますと幸いです。

 

目次

  • 子どもの主体性を育むためのキーワード
  • OODA(ウーダ)ループ
  • OODA(ウーダ)ループを家庭教育(子育て)で活かす

 

子どもの主体性を育むためのキーワード

家庭教育の目的は、一体なんでしょうか?

 

私は、『子ども自ら「成長したい」と考え、子ども自ら「学ぼう」「行動しよう」と考えられるような手助けをすること』だと思っています。

 

子ども自身が、「成長しないといけないよね…」とか「成長する必要あるよな…」とかではなく、「成長したい」。

この心を育むことが最重要であると感じています。

 

 

では、どのような関わりが子どもの主体性を引き出す手助けになるのか?

 

 

そのキーワードは、「子どもの理解」です。

 

子どもへの理解を深め続けていかない限り、子どもの主体性を家庭で育むことは難しいでしょう。

 

 

そこで今回は、「子どもの理解」を深めていくために効果的な「OODA(ウーダ)ループ」という考え方をご紹介します。

 

OODA(ウーダ)ループ

OODA(ウーダ)ループ
 

OODAループとは、航空戦の最前線で戦い抜くために必要な考え方として、アメリカの戦闘機操縦士で航空戦術家であった「ジョン・ボイド氏」が生み出した意思決定方法です。

 

状況が目まぐるしく変化していく現代において欠かせない、臨機応変かつ素早い意思決定を成すためのビジネススキルとして、近年世界的な大企業が現場で取り入れているものになります。

 

 

「こうしたら良い!」という正解がないのが、「家庭教育(子育て)」。

 

そのような中で、子どもの成長を手助けしていくために臨機応変かつ素早い関わりが求められている「家庭教育(子育て)」にこそ「OODAループ」を!!

 

  

  

さて、OODAループは以下の4つのステップに分かれていて、それぞれのイニシャルを取ってOODAループと呼ばれています。

 

観察Observe)」「状況判断・仮説Orient)」「意思決定Decide)」「実行Act)」

 

 

 

それでは、一つひとつ詳しく見ていきましょう。

  

 

 

「観察(Observe)」

 

とにかく見ること。見続けること。その上で、相手の「変化」に気づくことが大切になります。

自分の思い込みや計画に囚われることなく、リアルタイムかつリアリティのある情報を集めていきます。

 

ここの情報収集に曖昧さや明らかな間違いがあると、適切な状況理解には繋がらないため、「観察の質が状況理解の質に大きな影響を与える」ということを肝に銘じる必要があります。

  

 

「状況理解・仮説(Orient)」

 

集めた情報をもとに、「今何が起きているのか?」「なぜこのような状況に至っているのか?」などの現状の理解に集中します。

その上で、「もしかしたらこういった状況なのではないか?」と仮説を立てていきます。

 

ただし、状況によっては仮説を立てることなく「状況理解→即実行」で関わらなければならないこともあるはずです。

だからこそ、状況を深く理解することは非常に重要になるわけです。

  

 

「意思決定(Decide)」

 

現状の理解や仮説を踏まえ、具体的にどのようなアプローチをしていくか検討し、決断していきます。

 

  

「実行(Act)」

 

決断に基づいて実行し、すかさず「観察」を開始し、このプロセスを継続的に行っていきます。

 

OODA(ウーダ)ループを家庭教育(子育て)で活かす

ではこのOODAループをどのように家庭教育(子育て)に活用していくのか考えていきましょう。

 

  

(例)とある日の食事中

 

 

「観察(Observe)」

  • いつもに比べると表情が浮かない
  • 食事があまり進まない様子
  • でもどちらかと言えば好きなメニューなはず
  • 朝は特に違和感がなかった
  • そういえば夕食前も元気がないといえばなかった

 

  

「状況理解・仮説(Orient)」

  • 何か悩んでいるように感じる
  • 学校で何か悩むようなことがあったのか?
  • もしかして急にダイエットに目覚めたのか?
  • 保護者に言いづらいことを言いたいみたいな心境なのか?
  • なんにせよ、いつもと違って食事を楽しめていないことは確かだな

 

  

「意思決定(Decide)」

  • まだ本人が話したいタイミングではないかも知れないから、まずはどう感じているかを伝えて、いつでも話を聞くよと、扉が開いているということだけを知ってもらおう。

 

 

「実行(Act)」

  • 食欲でもないのかな?何か悩んでいるのかな、なんて〇〇を見ていると感じるよ。言いづらかったら無理に言う必要はないけど、いつでも話を聞くからね。

 

  

 

このようなOODAループを活用できる場面は、日常生活の中に溢れているものです。

 

具体的には、起床時、朝食、出発、帰宅、夕食、就寝前など…。

 

 

まずは一週間ほど、意識的に「観察」「状況理解・仮説」に集中してみるだけでも、子どもにとって効果的な今までとは違う関わり方を見つけられるようになるはずです。

  

レッツチャレンジ!!!