【子育てに肯定感を生むホームエデュケーション・スキル】脱「〇〇してあげている」
皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!
今回のホームエデュケーション・スキルは、前回から引き続き『 子育てとは宝探し (参考:5歳までにやっておきたい 本当にかしこい脳の育て方 https://amzn.to/39Ro81o )』というキーワードを参考に、子どもの成長を願って保護者なりに色々と工夫や努力をされているときに陥りやすい一つの注意点『 脱「〇〇してあげている」』をテーマにお話ししていきます!
子どもから思うような反応が返ってこずにストレスを感じられている方は特に、最後までお読みいただけたらと思います!
「子どものため」が「自分のため」に変わるとき
子どもが熱中できることを探そうとすることは、子育てにおいてとても大切なことの一つです。
ただし、少しでも目的・意図を見失ってしまうと、それは子どもにとって単なる足枷になりかねません。
それは、「〇〇してあげたのに何で楽しそうにしないの?」というような「〇〇してあげたのに…」という気持ちから、子どもに対してポジティブな反応を「要求・期待」してしまうときに起きやすくなります。
子どもの喜ぶ顔や夢中になっている様子を見たい!という気持ちから始まったものの、いつからか、色々と工夫して機会を提供している保護者自身がその「頑張りを認めてもらいたい」「私が喜びたい」という欲求に変化していく……。
そんな自分にふと気づかされたことがある保護者さまもいらっしゃるのではないかなと思います。
そうなるとシンプルに、保護者自身のストレスが高まっていきますね。
そして、子どもなりにそんな保護者の様子を察し、保護者が喜ぶ反応を取ろう取ろうと努力するようになっていきます。
つまり、子ども自身が「自分の好き」に目を向ける力が弱体化し、子どもは結局「熱中」できるものに気づけなくなるということに繋がりかねません。
しかし、色々と工夫して提供しているにも関わらず、思った反応(成果)が全く得られない…。
そしてそんな保護者としての自分のことを嫌になったりする…。
とても歯がゆいことだと思います。
「またダメだった…」に対する見方を変えてみる
そこで一つ、ご提案があります!
あくまでも子どもが夢中になれるものを探すということは、もはや「宝探し」のようなものです。
ですので、そのプロセスにおいて「子どもが夢中になれるものを見つからなかった」と悲観するのではなく、「これは今、子どもが夢中になれるものではないんだ」という一つの『発見』「子どもへの理解が進んだ』と捉えていけたら、また感じ方が変わるのではないか?と思っています。
かの有名な発明家エジソンはインタビューでこのような質問を受けました。
「これほどまでに失敗を重ねてきたにも関わらず、よく諦めずに研究を続けられましたね。」
この質問に対してエジソンは、このように返答しています。
『私は決して、失敗を重ねてきたとは思っていません。私は、「このやり方では成功しないのだという新たな発見」を積み重ねてきたと思っています。』
成人になっても、または30・40歳を過ぎても、「私は一体何に興味があるんだろう?何をやりたいのだろう?」と悩んでいる人は多くいます。
保護者自身もそのような経験を経て、「少しでも早くやりたいことが見つかると良い」と考える気持ちも、よく理解できます。
ただ、やはり「見つける」のはあくまでもお子さま自身。
そのタイミングをコントロールすることは、保護者にもできません。
そういった意味でも、是非気長に「宝探し」を楽しみつつ、脱「〇〇してあげている」をしていけたらと思っています!
今日も一緒に、この宝探しを楽しんでいけたら最高ですね^_^
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!