皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!
今回は「 聴く 」という話の聴き方を、「家庭教育・子育て」の中でどのように活用していくことができるのか考えていきます!
表面的に見えることだけではなく、多角的に子どものことを見られるようになることで、より心穏やかに日々を送れるようになるに違いありません!
是非最後までお読みいただけますと幸いです!
「聞く」のではなく「聴く」
「 聞く 」
相手が言ったことを「耳」を使ってキャッチする話の聞き方
事実の情報共有などの場面においては問題が起きづらい。
ただし、言葉の裏に想いや感情が隠されている場合は、ミスコミュニケーションを起こすリスクが高い。
「 聴く 」
相手が言ったことだけではなく、「目」と「耳」と「心」を十分に使って、その言葉の裏にある相手の想いや感情などの「真意」をキャッチしようと努める話の聴き方
「人は自分の考えや想いというものをパーフェクトに伝えられるものではない」という前提に立つことで、言葉だけに振り回されることなく良好なコミュニケーションを取っていくことができるようになる。
小学6年生の頃に経験した苦い思い出…
当時、私には好きな子がいました。
そして、その子と毎日仲良さそうに遊んでいる女の子たちが何人もいました。
ふとしたタイミングで、私が好きな子と仲良くしてる一人の女の子に声をかけました。
「Aちゃん(私が好きな子)といつも仲良さそうにして楽しそうだね!!」
すると、その女の子から、このような言葉が返ってきました。
「え?私、Aちゃん(私が好きな子)のこと嫌いだよ。」
えーーーーーーーーーーーーーー!??????
どういうこと!??
あんなに毎日笑顔で遊んでいるのに、嫌い!?????
えーーーーーーーーーーーーーー???????????
小学6年生の私には、全くこの言葉を理解することも受け止めることもできず、
当時の私はこの出来事で大きく傷つき、女性不信という暗黒時代が幕開けすることになりましたw
しかし今考えると……
あれってどういった気持ちが含まれていたのかなー?
何かタイムリーで揉め事があっただけだったのかなー?
あの言葉にはどんな理由が隠されていたんだろう??
など、あの言葉の裏にあった女の子の考えや感情に目を向けることもできます。
もしあのとき、「聞く」だけではなく「聴く」スタンスを取れていたら、私の暗黒時代は幕開けすることはなかったであろう……。
私は強く、そのように感じていますw
「聴く」の実践
「あれ?これちゃんと伝わってるかな?」
「え?そういう意味で言ったわけじゃないんですが……。」
このように、大人でも自分の考えていることや思っていることを正確に相手へ伝えることは、非常に難しいことです。
お子さまたちは、なおさら難しいはずです。
語彙力やコミュニケーションの場数が圧倒的に足りないためです。
だからこそ、ただ「聞く」のではなく、「聴く」という心持ちが、より良いコミュニケーションに繋がっていきます。
例えば……
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保護者:「ねぇ、どっちが欲しいの?A?B?」 ⇦ 選択肢を設けて関わろうと工夫している
子ども:「ん~っとねぇ……」
保護者:「前Aが欲しいって言ってたよね?」 ⇦ 記憶力を持って関わろうと工夫している
子ども:「うん…。」
保護者:「じゃぁBも欲しくなってきたってこと?」 ⇦ 子どもの考えを知ろうと歩み寄っている
子ども:「ん~やっぱり、どっちもいらない…。」
保護者:「そうなんだ、わかったよ。」 ⇦ 相手を理解した状態!?
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比較的、日常によくある会話なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
声のトーンを聞いてみないと何とも言えませんが、保護者さまは色々と工夫している様子が伺えます。
しかし、果たしてこれは「聴けている」と言える会話でしょうか?
たとえ穏やかな口調で会話が成されていたとしても、子どもは本当にこの結論で納得(満足)できているのでしょうか?
個人的には疑問が残ります。
なぜなら、言葉の節々から「本音」を言えていない雰囲気が漂っているためです。
もしそのことに察知できていれば、保護者さまは子どもがモゴモゴしているタイミングで言葉をかぶせることなく、「無言」で待てていたかも知れません。
こういった場面においては、「 無言で待つ 」ことも、「 聴く 」ことになります。
慣れるまでは意識が必要になりますが、子どもの「本音」や「真意」に触れよう触れようと思い続けることで、自然と「聞く」から「聴く」スタンスを取れるようになっていきます!!
是非、「聴いて」いきましょう!!
そうすることで結果的に、「聞いてもらう」のではなく、「聴いてもらえる」ようになるはずです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!