Keep Coaching ~パパコーチによる子育て日記~

こんにちは、2歳の子どもを持つパパコーチである草苅です^_^子育て(家庭教育)をより楽しいものにしていくための視点を共有していくブログになります!一緒に子育て(家庭教育)の楽しさや意義を見出していきましょう!!

【子育てに肯定感を生むホームエデュケーション・スキル】認識のズレを整える

 
子育てに肯定感を生むホームエデュケーション・スキル「認識のズレを整える」パパとママへ

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!

 

今回のホームエデュケーション・スキルは、「認識のズレを整える」というテーマでお話ししていきます!

 

お子さまに対して「何度同じことを言えばわかるの…?」とストレスを感じられている方は特に、最後までお読みいただけたらと思います!

「認識のズレを整え」ていくことで、改善できる部分もあるかと思いますよ!!

「認識のズレ」とは?

例えば、お子さまとのやり取りの中にこのようなことはありませんか?

 

 

 

保護者「早くしてー!そろそろ出かけないといけないんだからー!」

 

子「わかったよー。急ぐねー。」

 

 

数分後……

 

 

保護者「ねー、早くしてって言ったよねー!?なんでまだ服も着ていないわけー?」

 

子「わかってるよー。急いでるじゃん。」

 

保護者「もうー全然急いでないじゃん!何度言えばわかるのー?もうー急いでったらー!!」

 

 

 

こちら、「準備あるある」ではないでしょうか?w

 

それにしても、この会話ではかなり大きな「認識のズレ」が発生していることにお気づきでしょうか?

 

 

保護者さまは「急いで欲しいのに、子どもは急いでいない」と考えている一方で、子ども自身は「急いでいる」と考えているわけです。

 

「急ぐ」というものへの「認識がズレている」ことが顕著に表れている事例の一つです。

 

 

このような些細な「認識のズレ」というものは、冷静に振り返って考えてみることで、実は沢山見つかることに気づくものです。

その反面、落ち着いて考えてみない限り、気づくことはありません。

 

 

子どもに対する「なんで?どうして?」という気持ち(ストレス)が、保護者さまの意識の大半を占拠してしまっているためです。

 

「認識のズレ」を放置することのリスク

 日常は、このような些細な「認識のズレ」で溢れています。

しかし、その「認識のズレ」を意識的に見つめ直そうという機会や思考は、一人ではなかなか訪れません。

 

すると、この「認識のズレ」は悪気もなく継続的に存在していくことになります。

そして、最終的には親子の「信頼関係に亀裂が入りかねない」一つの要因にも発展していきます。

 

 

具体的には…

 

 

[保護者]

  • なんで言ったことが理解できないの?
  • そもそも人の話を聞けない子なのね…ほんと困った子…
  • 学校ではきちんと話を聞いているのかな…?どうせ聞けていないだろうな…

 

[子ども]

  • なんでいつも言われたようにしているのに怒られるの?
  • 言われた通りにしたってどうせ怒られるなら、聞く意味ってある?
  • あー疲れる…なるべく関わらない方がストレスなくて良いかも…

 

 

んー改めて書いていても、悩ましい状態になりかねないなと感じます。

 

 

 

もちろん、「急ぐ」という「認識のズレ」だけでこのような状態になることはないと思いますが、些細な「認識のズレ」を放置することの危険性については、ご理解いただけるのではないかと思っています。

 

 

だからこそ、子どもと「どのような認識のズレ」があるのか?

そんなことを振り返ってみていただく機会は、非常に価値高いものだと考えています。

 

 

何か思いつく「認識のズレ」はありますでしょうか??

 

子どもの「能力が低い」のではなく、ただ「認識がズレている」だけかも…

このような「認識のズレ」は、下手をすると不適切な評価を子どもに対して抱くことにも繋がっていきます。

 

もしかしたら、「〇〇」に対する「認識がズレている」だけかも?と考えることで、まずはストレスの総量が軽減されたらと願っています。

 

 

そして、可能であれば些細な「認識のズレ」を整えていけたらなと思っています。

 

なぜなら、「認識を整える」ことで「関係をより良くしていく」ことも可能だからです!

 

 

例えば、先ほどの親子のやり取りである「急ぐ」ということへの「認識のズレ」について簡単に考えていきます。

 

 

具体的に想定できる「認識のズレ」は……

 

  • 出発までの準備の過程に違いがある(子どもは出発直前の玄関で服を着る予定で、それ以外を優先的に準備していた可能性もある)
  • 保護者は「車が動き始める」までを想像して時間指定していたが、子どもは「靴を履く」ところまでを想像して指定された時間に向かっていた
  • 保護者は指定した時間に「ゆとりを持って準備を進めることが当たり前」だと思っているが、子どもは「時間ジャストで準備できれば良い」と思っている 等々

 

このように、色々と想像していくことができます。

 

言い換えれば、色々と「認識のズレを整えるポイント」が存在しているということになります。

 

 

「急ぐ」ことの目的を明確に共有し、そこまでのプロセスは本人に任せていく。

 

 

どのような形であれ、大切なことは……

 

  • 保護者自身が持っている認識を改めて知る機会を設けること
  • 子ども自身がどのような認識を持っているのか、「急ぐ」ということ以外に関しても知ろうとすること
  • それらの認識を整える時間と機会を日常的に設けていく工夫をする
  • そもそも話を聞いてもらえるように、日頃から子どもの話を聞こう聞こうと心掛ける 等々

 

人を理解しようと努めていくこと。

ここに尽きるのだと思います。

 

 

是非、保護者自身の「認識」と子どもの「認識」を知る機会をおつくりいただき、その「ズレ」が生まれないためには?と思考を巡らせていただけたら嬉しいなと思っています!!

 

今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!!

【子育てに肯定感を生むホームエデュケーション・スキル】脱「〇〇してあげている」

 
子育てに肯定感を生むホームエデュケーション・スキル「脱〇〇してあげている」パパとママへ

 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!

 

今回のホームエデュケーション・スキルは、前回から引き続き『 子育てとは宝探し (参考:5歳までにやっておきたい 本当にかしこい脳の育て方 https://amzn.to/39Ro81o )』というキーワードを参考に、子どもの成長を願って保護者なりに色々と工夫や努力をされているときに陥りやすい一つの注意点『 脱「〇〇してあげている」』をテーマにお話ししていきます!

 

子どもから思うような反応が返ってこずにストレスを感じられている方は特に、最後までお読みいただけたらと思います!

「子どものため」が「自分のため」に変わるとき

 

子どもが熱中できることを探そうとすることは、子育てにおいてとても大切なことの一つです。

ただし、少しでも目的・意図を見失ってしまうと、それは子どもにとって単なる足枷になりかねません。

 

 

それは、「〇〇してあげたのに何で楽しそうにしないの?」というような「〇〇してあげたのに…」という気持ちから、子どもに対してポジティブな反応を「要求・期待」してしまうときに起きやすくなります。

 

 

 

子どもの喜ぶ顔や夢中になっている様子を見たい!という気持ちから始まったものの、いつからか、色々と工夫して機会を提供している保護者自身がその「頑張りを認めてもらいたい」「私が喜びたい」という欲求に変化していく……。

 

 そんな自分にふと気づかされたことがある保護者さまもいらっしゃるのではないかなと思います。

 

 

そうなるとシンプルに、保護者自身のストレスが高まっていきますね。

そして、子どもなりにそんな保護者の様子を察し、保護者が喜ぶ反応を取ろう取ろうと努力するようになっていきます。

 

 

つまり、子ども自身が「自分の好き」に目を向ける力が弱体化し、子どもは結局「熱中」できるものに気づけなくなるということに繋がりかねません。

 

 

しかし、色々と工夫して提供しているにも関わらず、思った反応(成果)が全く得られない…。

そしてそんな保護者としての自分のことを嫌になったりする…。

 

とても歯がゆいことだと思います。

「またダメだった…」に対する見方を変えてみる

そこで一つ、ご提案があります!

 

あくまでも子どもが夢中になれるものを探すということは、もはや「宝探し」のようなものです。

 

ですので、そのプロセスにおいて「子どもが夢中になれるものを見つからなかった」と悲観するのではなく、「これは今、子どもが夢中になれるものではないんだ」という一つの『発見』「子どもへの理解が進んだ』と捉えていけたら、また感じ方が変わるのではないか?と思っています。

 

 

かの有名な発明家エジソンはインタビューでこのような質問を受けました。

 

「これほどまでに失敗を重ねてきたにも関わらず、よく諦めずに研究を続けられましたね。」

 

 

この質問に対してエジソンは、このように返答しています。

 

 

『私は決して、失敗を重ねてきたとは思っていません。私は、「このやり方では成功しないのだという新たな発見」を積み重ねてきたと思っています。』

 

 

 

成人になっても、または30・40歳を過ぎても、「私は一体何に興味があるんだろう?何をやりたいのだろう?」と悩んでいる人は多くいます。

 

保護者自身もそのような経験を経て、「少しでも早くやりたいことが見つかると良い」と考える気持ちも、よく理解できます。

 

 

ただ、やはり「見つける」のはあくまでもお子さま自身。

そのタイミングをコントロールすることは、保護者にもできません。

 

 

そういった意味でも、是非気長に「宝探し」を楽しみつつ、脱「〇〇してあげている」をしていけたらと思っています!

 

今日も一緒に、この宝探しを楽しんでいけたら最高ですね^_^

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【子育てに肯定感を生むホームエデュケーション・スキル】選択肢の幅

 
子育てに肯定感を生むホームエデュケーション・スキル「選択肢の幅」パパとママへ

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!

 

脳科学者である茂木健一郎さんの著書「5歳までにやっておきたい 本当にかしこい脳の育て方(https://amzn.to/39Ro81o)」に、『 子育てとは宝探し 』と表現があります。

子どもが興味を持てるものを探し続けることが「保護者として重要な役割と言える」ということですね!

 

そのような中、宝を見つけるために様々なことに触れる機会を提供し、子どもが没頭できることを探そうとされている保護者さまも多いのではないかと思います。

 

今回のホームエデュケーション・スキルは、そんなときに陥りやすい一つの注意点「 選択肢の幅 」をテーマにお話ししていきます。 

 

選択肢を色々提供している「つもり」に陥り、子どもから思うような反応が返ってこないと感じられている方は特に、最後までお読みいただけたらと思います!

 

宝探しをしていくときの注意点「選択肢の幅」

日々、子どものために色々と調べて、考えて……喜んでくれる姿を想像して色々とご提案されているかと思います。

 

 

例えば、スポーツの習い事なんていかがでしょうか??

 

  

水泳、サッカー、体操、ダンス……

 

様々なことを体験してもらい…

「どう?やってみたい?」と本人の興味関心を発見しようと苦慮されている方も少なくないと思います。

 

 

しかし、なかなか「やってみたい!」という人声が返ってこない!!!

  

「なんでやねん!!!」

 

関西人でなくても、そんな感情が生まれるのではないでしょうかw?

 

 

その結果、「うちの子、スポーツには全然興味を示さないんですよ。かといって音楽や芸術に興味があるってわけでもないんですけどねw」。

 

このような認識が生まれていくことも仕方がないことと思います。

 

 

ただ、ここで今一度振り返っておきたいポイントの一つは「選択肢を提供し切った」と感じている保護者自身の「思い込み」になります!

 

 

スポーツの習い事と言っても、「アーチェリー」「ボルダリング」「自転車」「ビーチサッカー」などなど色々とあります。

 

「将来の夢や職業を探す」という視点ではなく、「子どもが今夢中になれるものを探し、そこにのめり込む経験から集中力・やりきる力の育成を」という視点で探すことで提供できるスポーツの「選択肢の幅」を広げられる部分もあるのではないかな?と、私は感じています。

 

 

大人は比較的、「この行為に価値はあるのか?」という視点で、子どもがやっていることを評価しがちです。

 

 

しかし大切なことは、「 没頭して自己成長を感じる経験 」です。

 

 

あなたはいかがでしょうか?

「選択肢を提供し切った」と思い込んではいませんでしょうか!??

 

保護者の優先順位

とはいえ、立地や費用面等、宝探しをするプロセスにおいて様々なハードルが出てくることも、決して無視できないポイントです。

 

これは結論、「保護者自身の優先順位」の話になっていきます。

 

 

住む場所、お金の使い方、時間の使い方、人生の使い方など…

 

決してそれらを「犠牲」にして「子どものために投資しましょう」という話ではなく、何を大切に家族とともに生きていくのか、その「優先順位を自ら選択しておきましょう」という話になります。

 

 

そうすることで、「子どものために引っ越せない」けど「〇〇はできている」というような、『けど』という部分を自分の中で持てるようになります。

そして、自分自身を単に責めるようなことは避けることができるようになります。

 

  

  

 

以上のようなことを踏まえ、子ども以上に柔軟な視点で「選択肢の幅」を広げていけたらと感じています^_^

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます!

【子育てに肯定感を生むホームエデュケーション・スキル】目と耳と心を十分に使って「聴く」

 

子育てに肯定感を生むホームエデュケーション・スキル「目と耳と心を十分に使って聴く」パパとママへ
 
 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!

今回は「 聴く 」という話の聴き方を、「家庭教育・子育て」の中でどのように活用していくことができるのか考えていきます!

 

表面的に見えることだけではなく、多角的に子どものことを見られるようになることで、より心穏やかに日々を送れるようになるに違いありません!

 

是非最後までお読みいただけますと幸いです!

 

「聞く」のではなく「聴く」


 

「 聞く 」

相手が言ったことを「耳」を使ってキャッチする話の聞き方

 

事実の情報共有などの場面においては問題が起きづらい。

ただし、言葉の裏に想いや感情が隠されている場合は、ミスコミュニケーションを起こすリスクが高い。

 

 

「 聴く 」

相手が言ったことだけではなく、「目」と「耳」と「心」を十分に使って、その言葉の裏にある相手の想いや感情などの「真意」をキャッチしようと努める話の聴き方

 

「人は自分の考えや想いというものをパーフェクトに伝えられるものではない」という前提に立つことで、言葉だけに振り回されることなく良好なコミュニケーションを取っていくことができるようになる。

 

小学6年生の頃に経験した苦い思い出…


当時、私には好きな子がいました。

そして、その子と毎日仲良さそうに遊んでいる女の子たちが何人もいました。

 

ふとしたタイミングで、私が好きな子と仲良くしてる一人の女の子に声をかけました。

 

 

「Aちゃん(私が好きな子)といつも仲良さそうにして楽しそうだね!!」

 

 

すると、その女の子から、このような言葉が返ってきました。

 

 

「え?私、Aちゃん(私が好きな子)のこと嫌いだよ。」

 

 

 

えーーーーーーーーーーーーーー!??????

 

 

どういうこと!??

あんなに毎日笑顔で遊んでいるのに、嫌い!?????

 

 

えーーーーーーーーーーーーーー???????????

 

 

 

小学6年生の私には、全くこの言葉を理解することも受け止めることもできず、

当時の私はこの出来事で大きく傷つき、女性不信という暗黒時代が幕開けすることになりましたw

 

 

 

しかし今考えると……

 

あれってどういった気持ちが含まれていたのかなー?

何かタイムリーで揉め事があっただけだったのかなー?

あの言葉にはどんな理由が隠されていたんだろう??

 

など、あの言葉の裏にあった女の子の考えや感情に目を向けることもできます。

 

 

もしあのとき、「聞く」だけではなく「聴く」スタンスを取れていたら、私の暗黒時代は幕開けすることはなかったであろう……。

 

私は強く、そのように感じていますw

 

「聴く」の実践


子育てに肯定感を生むホームエデュケーション・スキル「目と耳と心を十分に使って聴く」パパとママへ
 

「あれ?これちゃんと伝わってるかな?」

 

「え?そういう意味で言ったわけじゃないんですが……。」

 

 

このように、大人でも自分の考えていることや思っていることを正確に相手へ伝えることは、非常に難しいことです。

 

 

お子さまたちは、なおさら難しいはずです。

語彙力やコミュニケーションの場数が圧倒的に足りないためです。

 

 

だからこそ、ただ「聞く」のではなく、「聴く」という心持ちが、より良いコミュニケーションに繋がっていきます。

 

 

例えば……

 

 

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保護者:「ねぇ、どっちが欲しいの?A?B?」 ⇦ 選択肢を設けて関わろうと工夫している

 

子ども:「ん~っとねぇ……」

 

保護者:「前Aが欲しいって言ってたよね?」 ⇦ 記憶力を持って関わろうと工夫している

 

子ども:「うん…。」

 

保護者:「じゃぁBも欲しくなってきたってこと?」 ⇦ 子どもの考えを知ろうと歩み寄っている

 

子ども:「ん~やっぱり、どっちもいらない…。」

 

保護者:「そうなんだ、わかったよ。」 ⇦ 相手を理解した状態!?

 

===========================================

 

 

比較的、日常によくある会話なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

 

声のトーンを聞いてみないと何とも言えませんが、保護者さまは色々と工夫している様子が伺えます。

 

 

しかし、果たしてこれは「聴けている」と言える会話でしょうか?

 

たとえ穏やかな口調で会話が成されていたとしても、子どもは本当にこの結論で納得(満足)できているのでしょうか?

個人的には疑問が残ります。

 

 

なぜなら、言葉の節々から「本音」を言えていない雰囲気が漂っているためです。

 

 

もしそのことに察知できていれば、保護者さまは子どもがモゴモゴしているタイミングで言葉をかぶせることなく、「無言」で待てていたかも知れません。

 

 

こういった場面においては、「 無言で待つ ことも、「 聴く ことになります。

 

 

慣れるまでは意識が必要になりますが、子どもの「本音」や「真意」に触れよう触れようと思い続けることで、自然と「聞く」から「聴く」スタンスを取れるようになっていきます!!

 

是非、「聴いて」いきましょう!!

 

そうすることで結果的に、「聞いてもらう」のではなく、「聴いてもらえる」ようになるはずです。

 

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

【子育てをより良いものに変化させるホームエデュケーション・スキル】オウム返し2.0

 

子育てをより良いものに変えるホームエデュケーション・スキル「オウム返し2.0」2歳前後のお子さまを持つ保護者さまへ
 
 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!

今回は「 オウム返し 」というものを、「家庭教育・子育て」の中でどのように活用していくことができるのか考えていきます。

 

特に2歳前後のお子さまを持つ保護者の方々に参考となる内容になっています。

最後までお読みいただくことで、今まで以上に「子どもの言語発達の手助けをしている自信や保護者としての肯定感を高められる」に違いありません!

 

是非ご一読いただけますと幸いです!

 

オウム返し2.0とは?


皆さんも「オウム返し」という言葉はご存知かと思います。

 

 

オウム返し

相手が言ったことをそのまま繰り返すこと

 

 

今回はこの「オウム返し」の進化版である、「オウム返し2.0」をご紹介します!

 

 

オウム返し2.0

相手が言ったことをそのまま繰り返した後、正しい表現に多少整えた上でもう一度繰り返すこと

 

(例)「持ってくるしてねー」 ➡ 「持ってくるしてねー。あっ、持ってきてねーってことかなー」

 

オウム返し2.0の前提


まず、「オウム返し2.0」を実践する一番の目的は、「 話、ちゃんと聴いているよ^_^ 」という感覚を子どもに持ってもらうことです。

 

ですので、「言語発達」は最優先事項ではありません。

少なくても、私の中では、ですが。

 

 

だからこそ「オウム返し2.0」を実践して、子どもが言ったことを多少整えて繰り返していくわけですが、たとえ子どもが謎の表現で話し続けていても、それは大した問題ではないということです。

 

 

『 何度整えても正しい言葉が出てこない。なんで?なんでできるようにならないの? 』

 

 

こういった思考は、保護者自身へのストレスや疑念を生むことに繋がるだけでなく、子どもへの不必要な厳しさを生む原因になりかねないためです。

 

 

 

「オウム返し2.0」は、言語発達に効果的だと、私は経験上実感しています。

 

ただ、上記した考え方は、決して忘れないでおいていただきたいと感じています。

 

 

子どもの成長のポイントは、何よりも「安心感」が最重要!!

それだけは忘れることなく、「オウム返し2.0」にチャレンジいただけたらと思います。

 

オウム返し2.0の実践


我が子について言えば、2歳になったタイミングで「お店屋さんごっこ」が急にブームとなりました。

 

「いらっしゃいませ~」

 

一日中、何かを売る気満々でしたw

 

 

しかし、言葉を覚えたての子どものため、何やら謎の言い回しをすることが多くあります。

 

前記した通り、「 正しいことが大切 」なわけではないので「矯正」するような考え方は1ミリもありません。

 

 

その上で、「子どもが言ったことを多少整えて繰り返し言葉を返す」ということを実践し続けていきました。

 

 

======================================

 

子「いらっしゃいませ~」

 

ハンバーガーありますかー?」

 

子「ハンバーガーないでーす」

 

ハンバーガないんですねー。じゃあ、ポテトはありますかー?」

 

子「ポテトないでーす」

 

「ポテトないんですねー。ジュースはありますかー?」

 

子「ジュースあるですよー」

 

ジュースあるですかー?ジュースありますよーってことかな?

 

子「ジュースありますよー」

 

「じゃあジュースくださいなー」

 

======================================

 

 

こんな感じですねw

 

 

本当に些細な部分にはなりますが、こういった形で地道なやり取りを続けていくことで、子どもの言葉が成長していく感覚を覚えています。

 

結局は、「 丁寧に話を聴き、子どもの聴いてもらっているという実感を届けること 」が最も重要なんでしょうかね^_^

 

 

お子さまとの関わりについて参考になりましたら幸いです!

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

【子育てをより良いものに変化させるホームエデュケーション・スキル】振る舞いに想いを

 

子育てをより良いものに変えるホームエデュケーション・スキル「振る舞いに想いを」
 
 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!

今回は「 振る舞いに想いを 」というものを、「家庭教育・子育て」の中でどのように活用していくことができるのか考えていきます。

 

最後までお読みいただくことで、今まで以上に「心穏やかな日々を過ごす」キッカケになるに違いありません!

是非ご一読いただけますと幸いです!

 

振る舞いに想いを乗せる


人は日々、様々な形で他者に影響を与え続けています。

と同時に、影響を受けています。

 

直接的な「言葉」はもちろん、「態度」や「仕草」、その「雰囲気」からもです。

 

 

まずはそのことを自覚することから始まりますが、より良いコミュニケーションを図っていきたいと考えたときに大切になることが、その「振る舞いに想いを乗せること」です。

 

 

毎日毎日繰り返される「おはよう」や「いただきます」や「ありがとう」。

 

あまりに日常的で反復するものだからこそ、形式的に行われることも少なくありません。

 

しかし、その一つひとつに「想い」を乗せることの大切さを、私は学校教育現場での経験を通して学ぶことができました。

 

拍手に何を乗せるのか?


卒業生の晴れ舞台となる卒業式。

その卒業式に出席する在校生は主に、会場の後方で先輩たちの卒業を見守ることになります。

 

そして、基本的には微動だにせず着席し、事あるごとに拍手をしていく。

これ自体に対する賛否両論は一旦置いておいてw、多くの学校ではこのような式典が行われていることと思います。

 

 

私は当時、この在校生たちの練習を担当したことがあります。

 

初めてその現場に立ち会ったときに感じたことが、「なんて寂しい拍手なんだろう…」というものでした。

明らかに「拍手しろと言われているから拍手しています」という音を奏でていました。

 

このとき、このようなことが当たり前になっていることを悲しく感じるとともに、そうせざるを得ないと諦めている生徒たちの考え方に対しても疑問を覚えました。

 

 

そこから、私なりに改革を進めていったわけですが、そのうちの一つに「拍手」というものがありました。

 

 

『 今みんなは一体何ために拍手をしているんだ? 』

 

 

「は?やれって言ってるのはそっちでしょ?」

そんな空気が流れたような気もしましたが、その部分はもはや忘れましたw

 

 

しかし、先輩との繋がりがある在校生から話を聞き始めると、「ありがとうございました」や「大学でも頑張って欲しい」など、色々な想いがあることを確認することができました。

 

また、先輩との繋がりがない在学生に関しては、「関わりもないにも関わらず、どのような想いを込めることができるのか?」をワークシート等を使って座学的に考えることからスタートさせていきました。

 

すると、「直接的な関わりはなかったけど、先輩たちのように音楽祭を来年も盛り上げたい」であったり、「先輩たちの体育祭での活躍が印象的だった」「先輩たちよりも頑張って、高校を盛り上げたい」など、色々な想いを抱くことができるということに各々が気づいていきました

 

 

結果、「 やれと言われたからやる拍手 」ではなく、声では伝えられない想いを拍手という形で「 自分なりに伝える機会としての拍手 」として手を叩くようになっていきました。

 

 

この拍手の音の違いは、明らかに違うもので、「拍手」を受けるだけで感動した記憶が今でも鮮明に残っています。

 

 

「 想いを乗せることで伝わり方が大きく変わってくる 」ということを学ばせてもらいました。

 

まとめ


では、日常的に反復する「おはよう」や「ありがとう」、「いただきます」という言葉に、あなたはどのような想いを込めていきたいでしょうか?

 

子どもたちに、どのような想いを乗せて、そのような日常的な表現と付き合っていってもらいたいとお考えでしょうか?

 

 

おはよう…(あーもっと寝たかったなーあー眠い…)」なのか!??

 

 

おはよう!(さて、今日も誰かを笑顔にしちゃうかな!はっはっは!)」なのか!??

 

 

同じ「おはよう」でも、想いが異なるだけで伝わるメッセージが変わっていきますし、それによる影響も大きく変わっていきます。

 

そして、その小さな積み重ねが、いずれ大きな差になっていくことは、想像に容易いのではないかと思います。

 

 

日常的に繰り返される些細な「振る舞い」にこそ「想い」を乗せる工夫をしていくことで、より高め合える親子関係を築いていけるのではないでしょうか??

 

是非このブログが、何気なく扱っていた日常の振る舞いを見つめ直す機会になっていれば幸いです。

 

 

今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました^_^

 

【子育てをより良いものに変化させるホームエデュケーション・スキル】記憶力を用いた褒める・叱る

 

子育てをより良いものに変えるホームエデュケーション・スキル「記憶力を用いた褒める叱る」
 
 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!

今回は「記憶力を用いた褒める・叱る」というものを、「家庭教育・子育て」の中でどのように活用していくことができるのか考えていきます。

 

最後までお読みいただくことで、今まで以上に「褒める・叱る」を「意図的に届ける」ことができるようになることでしょう!

是非ご一読いただけますと幸いです!

 

「記憶力を用いた褒める・叱る」とは?


「記憶力を用いた褒める・叱る」とは……

 

過去と現在を比較するために、過去の状態を記憶し、その上で成長した部分(事実)とそれを生み出した姿勢を褒めること、または、成長がなかったという部分(事実)とそれを生み出した姿勢を叱ること。

 

 

 

まだ少しわかりづらい部分があると思いますので、一つの例を通して理解を深めていけたらと思います。

 

虹プロジェクトを統括した「J.Y Park氏」の練習生に対する言葉


このプロジェクトをご覧になっていた方は、もしかすると直感的に「記憶を用いた褒める・叱る」という表現を一瞬で理解することができたかも知れませんね^_^

 

 

簡単にこのプロジェクトのことをご説明しますと、J.Y Park氏という韓国の有名アーティスト兼プロデューサーが統括者となり、日本発の世界的なアイドルグループを発掘・育成することを目的としたオーディション企画になります。

 

このプロジェクトが日本国内でも大きな話題となった要因の一つに、J.Y Park氏による練習生への「言葉」というものが挙げられています。

 

 

ボーカルやダンステスト、個人や集団テストなど、様々な形式をもって練習生を育成しながらも選抜していくという進行の中、J.Y Park氏による練習生一人ひとりへの的確なフィードバックが、本人たちの「努力」と「成長」を後押ししていきました。

 

その一連の様子を見続けることで気づかされたJ.Y Park氏の凄さというものこそ、「記憶力を用いた褒める・叱る」というものでした。

 

 

 

例えば、とあるテスト後に「関節を使ってダンスをしていないから、動きが小さく見えます。」というフィードバックを練習生へ伝えたとします。

 

そしてその約1ヶ月に実施するテスト後、J.Y Park氏は以下のような伝え方をしていきます。

 

 

 

「今回、ダンスがとても魅力でした。なぜだかわかりますか?それは、前回あなたに指摘した関節を使えていないダンスに関して、完全に改善されていたからです。アドバイスを忘れることなく、一生懸命努力を重ねてきた姿勢というものを感じました。ただ……。」

 

 

前回の状態を明確に記憶しているからこそ、その変化を的確に伝えることができます。

また、その結果だけではなく、その結果に至った本人たちの心境に寄り添い、その努力や姿勢に敬意を示すのです。

 

これは「理解してもらっている!」という実感を本人たちに届けることに繋がっているため、さらなる努力に向かわせるのだと感じます。

 

そして褒めるだけではなく、さらなる課題を具体的に提示し、さらなる成長を応援していきます。

 

 

アメージング!!!

そんな気分でした。

 

 

しかし、このアプローチには、一つ見落としていけないポイントがあります。

 

 

それは「本人が何を目指しているのかを知ること」という大前提です。

 

上記の例で言えば、「デビュー」という目指す先が明確にあったからこそ、そこ向けた「成長」に必要な「褒める・叱る」というものが本人たちの心にスッと届いたのだと感じます。

 

もちろん、これほど大きな目指すものでなくても構いません。

たとえ些細なことだったとしても、子どもなりに何か目指しているものがあるとすれば、このような「褒める・叱る」は受け取ってもらいやすくなるはずです。

 

 

 

「記憶力を用いた褒める・叱る」とは、過去と現在を比較するために、過去の状態を記憶し、その上で成長した部分(事実)とそれを生み出した姿勢を褒めること、または、成長がなかったという部分(事実)とそれを生み出した姿勢を叱ること。

 

 

 

 

本人が目指している先を理解した上で、記憶力を用いることで「変化」「変化なし」を発見し、「褒める」「叱る」をという表現を通して「応援していること」を伝えることができれば、あなたの言葉と想いは、素直に子どもの心に届いていくはずです。

 

 

決して簡単なことではないと思いますが、できないことではないとも思います。

 

なぜなら、保護者さまは心の底から子どもの成長を応援していると思いますのでね^_^

 

そもそも「何のため」に「褒める・叱る」のか?


記憶力を用いて目的を持った褒める・叱る(虹プロジェクトJ.Y Park氏の言葉から考える)
 

上記のエピソードも踏まえ、改めて!

 

皆さんはお子さまを「 褒める・叱る 」際にどのようなことを意識されておりますでしょうか?

 

改めて、その「 目的 」について考えていきたいと思います。

 

 

 

さて、「褒める・叱る」議論をし始めると、よく「感情」というものが邪魔者扱いされるような印象があります。

 

 

もちろん、「自分のストレスを発散する」ために感情的になることは、全く効果的ではありません。

しかし、これは何に対して「効果的ではない」のか?

 

いつも「目的」が見落とされがちな印象が強いです。

 

 

まず大切なことは、「誰の何のために褒めるのか?叱るのか?」という「目的」です。

 

 

この「目的」さえ疎かにしなければ、「感情」は「褒める」上でも「叱る」上でもとても大切なものになります。

 

なぜなら人の「心」は人の「心」を感じない限り、動かされることはないためです。

 

 

では、「誰の何のために褒めるのか?叱るのか?」。

 

 

まず言えることは、「子どものため」なはずです。

そうでなければ、「褒める・叱る」に価値はないですね。

 

 

次に、「何のために?」です。

 

 

皆さんは何のために「褒めたり」「叱ったり」していますか?

または、したいと思いますか?

 

 

これは私個人の意見になりますが、子どもが「もっと成長したい思えるようになる」ために「褒めたい」ですし、「叱りたい」と考えています。

 

あくまでも、子ども自身が「もっと成長したい」と思うことが、「褒める・叱る」の目的であると捉えています。

 

 

皆さんはいかがでしょうか?

 

 

私も時の経過と経験を重ねることで、この目的も変化していく可能性もあります。

 

だからこそ常に考え続け、そこからブレないことが、最も大切なことなのかも知れませんね^_^

 

まとめ


今回は、家庭教育に関して保護者さまからよくご質問をいただくテーマの一つである「褒める・叱る」について考えていきました。

 

重要なポイントは「記憶力を用いる」ということと、そもそもの「目的」を見失わないということでした。

 

 

どの瞬間もパーフェクトに子どもと関わることは難しいかも知れません。

いや、難しいです。

 

 

しかし、何かしらの機会を通して、定期的に自己を省みることは必ずお子さまの成長を後押ししていくことに繋がっていきます。

是非これからもQ.O.K SCHOOLのブログも楽しんでいただけたら嬉しいです^_^

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!