Keep Coaching ~パパコーチによる子育て日記~

こんにちは、2歳の子どもを持つパパコーチである草苅です^_^子育て(家庭教育)をより楽しいものにしていくための視点を共有していくブログになります!一緒に子育て(家庭教育)の楽しさや意義を見出していきましょう!!

【子育てをより良いものに変えるホームエデュケーション・スキル】親しき中に「こそ」礼儀あり

コーチング型教育「ホームエデュケーションスキル」親しき中にこそ礼儀あり

 
 

皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です。

この度もブログをお読みいただき、ありがとうございます!

 

さて、今回は家庭教育(子育て)の中で大切にしていきたい「ホームエデュケーション・スキル」の一つ、『 親しき中に「こそ」礼儀あり をご紹介いたします。

 

是非最後までお読みください!

 

親しき中にも礼儀あり


これは誰しもが耳にしたことのある「ことわざ」なのではないかと思います。

 

今回のブログでは、この「ことわざ」を見つめていきたいと考えているので、改めて意味を確認していきたいと思います。

 

 

『 どんなに親しい間柄であっても、礼儀を忘れてはいけない。 』

 

 

この意味やニュアンスについても、多くの人が理解しているのではないでしょうか。

 

ただ、この「ことわざ」を「実践」することは、極めて難しい。

だからこそ、これほどまでに認知が広がっていると言えるのだと思います。

 

ところで、「親しき中にも礼儀あり」という「ことわざ」の語源を、皆さんはご存知でしょうか?

 

[語源]親しき中にも礼儀あり


色々と諸説はありますが、中国の「論語」にある一節が有力だと言われています。

 

 

[巻之一学而第一より引用]

有子曰く、禮(礼)の用は和を貴しと為す。先王(せんのう)の道も、斯(これ)を美(よし)と為す。

小大之に由(よ)るも、行はれざる所あり。和を知りて和して禮を以て之を節せざれば、亦(また)行はるべからざるなり。

 

 

[意味]

「礼」は「和」を生み出すもの。先代の王たちも、「礼」が生み出す「和」を大切にしてきた。

些細なことも重要なことも、例外はない。たとえ「和」があったとしても、そこに「礼」が欠ければ、それはもはや「和」ではない。

 

親しき中に「こそ」礼儀あり


より良い人間関係があるからこそ、学びは促進され、成果や成長が期待できるに違いありません。

 

しかし、「友人・恋人・夫婦・家族・親子・上司と部下・先生と生徒」など、日頃から接する機会や量が多ければ多いほど「礼儀」を保つことは難しい。

親しみの中から「甘え」を生み出し、些細な「礼儀」を欠いてしまうという「弱さ」を誰しもが持っていると私は感じています。

 

 

だからこそ、『 親しき中にも礼儀あり 』どころか、『 親しき中に「こそ」礼儀あり 』という心持ちが重要になると、私は考えています。

 

 

 

例えば、夫婦関係で考えてみましょう。

 

『 お互いのことは理解できているし、私たちは「阿吽」の関係だ。 』

 

とても幸せなことだと思います。

ただ、安心感を持っている関係であればあるほど、『親しき中に「こそ」礼儀あり』の心持ちが重要になってきます。

 

なぜなら、「 当たり前のことが当たり前になりやすい 」関係だからです。

 

 

  • 食後に食器をさげてくれた ……当たり前でしょうか?
  • 洗濯物を取り込んでたたんでくれた ……当たり前でしょうか?
  • くだらない話題で笑い合えた ……当たり前でしょうか?

 

 

日常にある「当たり前」は、決して「当たり前」ではなく、お互いのさりげない「 気遣い・心遣い 」でより良いものを生み出しているのだと、私は確信しています。

 

 

「当たり前のことが当たり前ではない」と考えることで、「当たり前」なことに感謝の気持ちを抱けるようになります。

そして、些細な「気遣い・心遣い」を「返したい」という気持ちが育まれていきます。

 

その積み重ねがあって初めて、「論語」でいう「和」が形成されていくのです。

 

身近な人に対する「気遣い・心遣い」を欠いて、「和」を成すこと、「良い人間関係」を成すことは、不可能です。

 

最後に…


家庭や職場、学校等、様々な集団が存在している中で、成長や成果を望むとき、必ず「和」の重要性が高まっていきます。

 

「親しき中にも礼儀あり」の語源から学び取れるように、「和」を生み出すためには「礼儀」が欠かせません。

 

つまり、『親しき中に「こそ」礼儀あり』という心持ちを常に意識することで、当たり前のことに感謝の気持ちを抱き、些細な「気遣い・心遣い」を大切にし、その結果、「和」ともいえる「より良い人間関係」を構築していくことに繋がっていくのです。 

 

 

まずは、あなたから!

 

パートナーやお子さまに対して『 親しき中に「こそ」礼儀あり 』という心持ちを表現していただき、より身近な人間関係の中に「和」を生み出していってもらえたらと願っています。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!