皆さんこんにちは、Q.O.K SCHOOL代表・TCS認定コーチの草苅です!
今回は「 振る舞いに想いを 」というものを、「家庭教育・子育て」の中でどのように活用していくことができるのか考えていきます。
最後までお読みいただくことで、今まで以上に「心穏やかな日々を過ごす」キッカケになるに違いありません!
是非ご一読いただけますと幸いです!
振る舞いに想いを乗せる
人は日々、様々な形で他者に影響を与え続けています。
と同時に、影響を受けています。
直接的な「言葉」はもちろん、「態度」や「仕草」、その「雰囲気」からもです。
まずはそのことを自覚することから始まりますが、より良いコミュニケーションを図っていきたいと考えたときに大切になることが、その「振る舞いに想いを乗せること」です。
毎日毎日繰り返される「おはよう」や「いただきます」や「ありがとう」。
あまりに日常的で反復するものだからこそ、形式的に行われることも少なくありません。
しかし、その一つひとつに「想い」を乗せることの大切さを、私は学校教育現場での経験を通して学ぶことができました。
拍手に何を乗せるのか?
卒業生の晴れ舞台となる卒業式。
その卒業式に出席する在校生は主に、会場の後方で先輩たちの卒業を見守ることになります。
そして、基本的には微動だにせず着席し、事あるごとに拍手をしていく。
これ自体に対する賛否両論は一旦置いておいてw、多くの学校ではこのような式典が行われていることと思います。
私は当時、この在校生たちの練習を担当したことがあります。
初めてその現場に立ち会ったときに感じたことが、「なんて寂しい拍手なんだろう…」というものでした。
明らかに「拍手しろと言われているから拍手しています」という音を奏でていました。
このとき、このようなことが当たり前になっていることを悲しく感じるとともに、そうせざるを得ないと諦めている生徒たちの考え方に対しても疑問を覚えました。
そこから、私なりに改革を進めていったわけですが、そのうちの一つに「拍手」というものがありました。
『 今みんなは一体何ために拍手をしているんだ? 』
「は?やれって言ってるのはそっちでしょ?」
そんな空気が流れたような気もしましたが、その部分はもはや忘れましたw
しかし、先輩との繋がりがある在校生から話を聞き始めると、「ありがとうございました」や「大学でも頑張って欲しい」など、色々な想いがあることを確認することができました。
また、先輩との繋がりがない在学生に関しては、「関わりもないにも関わらず、どのような想いを込めることができるのか?」をワークシート等を使って座学的に考えることからスタートさせていきました。
すると、「直接的な関わりはなかったけど、先輩たちのように音楽祭を来年も盛り上げたい」であったり、「先輩たちの体育祭での活躍が印象的だった」「先輩たちよりも頑張って、高校を盛り上げたい」など、色々な想いを抱くことができるということに各々が気づいていきました。
結果、「 やれと言われたからやる拍手 」ではなく、声では伝えられない想いを拍手という形で「 自分なりに伝える機会としての拍手 」として手を叩くようになっていきました。
この拍手の音の違いは、明らかに違うもので、「拍手」を受けるだけで感動した記憶が今でも鮮明に残っています。
「 想いを乗せることで伝わり方が大きく変わってくる 」ということを学ばせてもらいました。
まとめ
では、日常的に反復する「おはよう」や「ありがとう」、「いただきます」という言葉に、あなたはどのような想いを込めていきたいでしょうか?
子どもたちに、どのような想いを乗せて、そのような日常的な表現と付き合っていってもらいたいとお考えでしょうか?
「おはよう…(あーもっと寝たかったなーあー眠い…)」なのか!??
「おはよう!(さて、今日も誰かを笑顔にしちゃうかな!はっはっは!)」なのか!??
同じ「おはよう」でも、想いが異なるだけで伝わるメッセージが変わっていきますし、それによる影響も大きく変わっていきます。
そして、その小さな積み重ねが、いずれ大きな差になっていくことは、想像に容易いのではないかと思います。
日常的に繰り返される些細な「振る舞い」にこそ「想い」を乗せる工夫をしていくことで、より高め合える親子関係を築いていけるのではないでしょうか??
是非このブログが、何気なく扱っていた日常の振る舞いを見つめ直す機会になっていれば幸いです。
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました^_^