『書籍「目標達成の神業」から読み解く「良いコーチであるとは?」』を題材として、全6回の連載企画をスタートさせています。
第三回となる前回は、コーチとしてのスタンス②「自己中心性からの脱却」というテーマでお送りしました。
今回はコーチの「立ち位置」というスタンスについて、書籍「目標達成の神業」を参考に考えていきたいと思います。
コーチとしてのスタンス③「立ち位置」
書籍「目標達成の神業」にはこのように書かれています。
相手の前を歩くのではなく、一歩後ろの立ち位置で共に歩んでいくこと
相手の前を歩き、「こっちに行こう」「あっちに行こう」「一旦止まろう」などと先導していくことはありません。
コーチはあくまでも、本人の意思ありき。
だからこそ、一歩下がった位置に身を置き、本人が望むゴールに向かって本人自らの力で、
少しでも早く辿り着けるように手助けすることに尽きるわけです。
そのためのイメージは以下のような感じになります。
暗いトンネルで後ろから相手が進むと決めた方向をライトで照らすイメージ
あくまでも後ろの立ち位置で。あくまでも本人が進むと決めた方向に対して。
「本人の目だけでは見えないもの」を後ろの立ち位置からライトで照らしていくことで、
相手の「進む」「止まる」「方向転換」などの「決断」の手助けをしていきます。
この「一歩後ろの立ち位置から、本人が望む方向に対してライトで照らす」という「立ち位置」は、
「良いコーチであるためのスタンス」を身につけていくためにとても重要かつイメージしやすいものだと感じています。
「果たして自分は、相手を先導するようなコミュニケーションに満ち溢れていないか?」
「相手ではなく、自分にとって都合が良いものを後方からライトで照らし、相手の思考を誘導してはいないか?」
今回のスタンスは、自分自身を振り返り、見つめ直し、
より良くしていくために自分を変えていく効果的なキッカケになると感じています。
「立ち位置」というスタンス、是非この機会に今一度、見つめ直していただけたらと思います。
ということで、今回は「立ち位置」というテーマで、
コーチとしてのスタンスについて書籍「目標達成の神業」から整理していきました。
次回は、『第五回:コーチとしてのスタンス④「確実に引き出したいこと」』というテーマで、
「良いコーチであるとは?」について整理していきたいと思います。
どうぞお楽しみに^_^
もしこの時点で、書籍「目標達成の神業」を読んでみたいなと感じられた方は、是非お手に取っていただけたらと思います!
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